■ドライソケット予防抜歯術(内視鏡下)
(図5-a)右上7、歯根囊胞併発。抜歯後、根尖部の嚢胞壁を完全に除去。口腔内視鏡は根尖部まで観察可能         
(図5-b)翌日の抜歯窩状態。すでに肉芽組織で充満している。筆者のDiathermyを応用すると、約3倍の速さで創傷治癒が行われる。抜歯後疼痛(-)


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■まとめ


●同軸照明CAMERAを使用することで、Dry socketの診断がより高度に正確にできるようになった。

●過去発表のDry socket画像は不明瞭であったが、より正確な画像撮影が可能になった。

●Dry socketの治療がさらに進化し、より確実になった。

●一般患者は上記画像を参考にすれば、Dry socketの診断を受ける際の一助となる。


(図3)右上6のDry socket像。通常来院時には多くの食物残渣や軟膏、綿花が入っているため、洗浄後でなければ正確な診断はできない

(図4)右上8埋伏抜歯後の翌日。筆者のDiathermyを用いた抜歯手術では、翌日にすでに肉芽で完全に覆われている。筆者は35年間Dry socketを発症させたことがない

■RESOLUTION 解像度

  
口腔内視鏡CAMERAの特徴

1:口腔内の全ての部位の撮影が可能

2:目視よりも楽でより正確な診断可能

3:不十分な直視よりも、モニターを診ながら手術した方が、正確で確実である

4:詳細は静止画像で術中に検討できる

5:同軸照明可能であるため、CAMERAのレンズと同軸に照明すれば、根尖部位まで観察可能
  
6:最後臼歯部や根尖部病変部は目視では不可能であったが、すべて可能になった

■ ドライソケット像

(図1,2)超接近距離(0mm接写)で撮影可能であるため、1万円札紙幣の目尻の皺まで観察可能


(図6)左上7抜歯直後。根尖部まで照明が届く同軸照明。内視鏡による術後処置で、Dry socketを完全に防止できる

ドライソケット画像
-HIGH RESOLUTION DIGITAL CAMERA-
(CMOS:92万画素、LED5照明)


■ 抜歯直後像(内視鏡)